自分の力で生きていく。

 私が「いわき自然学校」を作るきっかけとなったのは、大学時代自然学校のスタッフとして活動した事がきっかけでした。そこでは、子どもたちが学年や性別関係なく、共に活動する仲間と助け合い、困難を乗り越え成長していく姿がそこにはありました。

 

 野外での活動は子どもたちにとって目に飛び込んで来るもの全てが新鮮であり、楽しくもあり、ドキドキワクワクの連続でしょう。ですが、ただ「楽しかった!」だけで終わらないのがキャンプです。まずお家の人がいない中では、自分の身の回りの事は自分でやらなければいけません。ときとして、「あれ?なかなか火が起こせない!どうしよう。」「ヤバい!突然雨が降ってきた!どうしよう。」と大きな壁が目の前に立ちはだかる事もあるかもしれません。

 ですが、そんなとき一人ではありません。必ず周りには仲間がいます。私たちスタッフは、大人の考えをただ提示するのではなく、どうすればうまくいくのか。どのようなキャンプにしたいのか?共に考え、ここで出会った仲間だからこそできた唯一無二の活動をサポートしていきます。

 

 多様化していく現代社会。その中で子どもたちは自分の生きる道を自ら選択し歩んでいかなければなりません。

・自分はいったい何者なのか?

・自分と他人はなぜならこれほどまでに違い、なぜ互いに手を取り合う事ができるのか?

文明が発展した現代社会に誕生してきたα世代皆さんへ、改めて「自分」そして「他者」を理解し見つめるきっかけになればと考えています。

 さぁ、一緒に冒険の旅へと出発しましょう!

 

いわき自然学校

代表 吉田 怜央